お知らせ
米を作るには八十八の手間が掛かると言われております。
では家を造るにはいくつの手間が掛かるでしょうか?。数えた事がありません。
その手間の中で、特に重要な作業のひとつと言えば、まず行う「図面」の作成です。
この図面が良くなければ決していい家は出来ないし、ちょっとでも気になる点があれば最後の最後まで気になってしまいます。
お客様は十人十色。同じ家族構成でも、同じ方角でも、同じ予算でも、お客様の性格、イメージ、こだわりは違うため、図面も全く違ってきます。違って当然です。
また大手ハウスメーカーと地場の工務店の違いは、その地域の気候と風土に合った図面を描けるかだと思います。
この地域は、冬どっちから雪が吹いて、夏どっちから涼しい風が吹くのか。夏、太陽がどの方向からどの角度まで上がり、冬、太陽はどの方向へどの角度で沈むのか。これがわかるのは地場の工務店だけでしょう。
そんな事も考えながら試行錯誤を行い、そして図面を描いては消してを繰り返し、完成を目指して行います。
今日は雪。現場を早く切り上げ今は机に向かって苦いコーヒーを飲みながら図面の作成に奮闘しております。
お客様の100%納得のいく図面を創るために。
やっと秋風が感じられるようになった新秋の候、お隣さんの現場と同時に着工しました「板柳のお家」がついに完成いたしました。
お施主様より工事する前は「年内には入居できますかぁ?」と心配のお声もありましたが、師走を前にして本日無事に完成することが出来ました。
まだ完了検査等は残っていますので、お引渡しは来週にはなりますが、お約束通り「クリスマス」までには余裕を持ってお引渡しすることが出来ます。
今年の初冬は本当天候にも恵まれました。雨も、雪も少なかったと思います。天気にも感謝感謝です。
「板柳のお家」も最後の工事。風除室と網戸の取り付けのみとなりました。
風除室と網戸の取り付けは最後の最後の工事となります。
お客様によく「うちの家には網戸が付かないんですかぁ・・・」と聞かれますが、
安心してください!。最後の最後に取付しますよ。
「板柳のお家」、雪が降る前に工事が終わってホント良かったです。
昨年、新築されましたお客様から、「引っ越し等全て片付いたので前のお家を解体して欲しい」とお話がありました。
もちろん、お客様の要望通り古いお家を解体させて頂きますが、解体の途中お客様にお願いをして、ちょっとだけ勉強する時間を頂いております。
昔の大工はどうやって家を建てたのか。
築60年と聞きいたが、どうすれば60年も建っていられるのか。
金物などが無い時代、どうやって木を組んでいったのか。
など、他にも勉強になるところがたくさんあります。
今みたいに金物や接着剤など普及されてる現代の家よりは、昔の家は決して丈夫とは言えないです。
しかし、木が長持ちするよう風通しや通気を良くして、木が呼吸できるよう、今よりも木に優しい家づくりをしていることには間違いないです。
木は何十年間も生きてますからね。
断熱や気密などばかりに重点を置いて設計されている昨今の住宅。
木に優しさを与える設計も考えて行かなければいけませんね。
毎年恒例となりました東京ビックサイトで開催されます「ジャパン・ホームショー」に今年も見学に行って参りました。
日本中はもちろん、海外の各メーカーが自慢の住宅用建材を展示するイベントとなっております。
今年もまたいろいろ勉強になり、当社としても今後採用していきたい建材や、既に採用してる建材がさらにグレードアップしてるなど、参考になる部分を沢山見つけることが出来ました。
毎年見学に行って特に感じることは、「中国の建材メーカー」がどんどん日本で活躍して行ってるとこ。
この先、中国製の建材が増えていくことは間違いないですねぇ・・・。日本の建材メーカーも中国に負けじと頑張って欲しいところです。
今回勉強してきたところを如何にしてお客様にわかりやすく伝えるか、また弊社の家づくりの思いとこだわりをさらに発揮するためにはどの建材とマッチしていったらいいのか、さらなる課題を見つけることが出来た今年の「ジャパン・ホームショー」でした。